ちくわの栄養がフレイル予防に役立つ?白身魚の速筋タンパクで筋力アップ!

食材の栄養効果
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この記事では、ちくわについてお話していきます。

ちくわについて

ちくわの原料は様々な種類の白身魚で、 スケソウダラ、イトヨリダイ、ホッケ、エソなどがあります。

お魚によって、弾力や味わいも違ってきます。

白身魚のすり身にでんぷんや卵白で粘りを加えて、 そこに砂糖や塩で味を整えて作られています。

ちくわという名前の由来は、 竹の棒に魚のすり身を巻きつけて 焼いて作っていたことや

竹の空洞に形が似ていることから 竹輪(ちくわ)と名付けられたそうです。

ちくわの栄養について

では、ちくわの栄養について見ていきましょう。

ちくわには主に

  • たんぱく質
  • リン
  • ナトリウム

などが含まれています。

ちくわのたんぱく質について

まずは、タンパク質から見ていきましょう。

ちくわには100g中12.2gと 豊富な白身魚のタンパク質が含まれています。

白身魚のタンパク質は、 速筋タンパクと呼ばれ注目を集めています。

速筋タンパクとは?

ここで少し筋肉の話をさせていただきます。

筋肉には主に速筋と遅筋があり、 速筋は瞬発力を発揮する筋肉のことで、 遅筋は持久力に富んだ筋肉の事を言います。

長距離を泳ぎ続けるマグロやカツオなどの赤身の魚は持久力が必要なので、筋肉は遅筋が発達しています。

逆に海底でじっとしている白身魚は、 瞬発力に富んだ速筋が発達しています。

この速筋に含まれるタンパク質を 速筋タンパクと言います。

この速筋タンパクが、 フレイル予防に効果があると注目されているのです。

フレイルについて

皆さんフレイルという言葉を聞いたことはありますか?

フレイルとは、 いわゆる虚弱の状態になってしまう状態のことをいます。

加齢に伴って、筋肉が衰え疲れやすくなるので、 家にこもりがちになります。

そのことで運動量の低下がおこり、 食欲が減り食事量も減っていきます。

低栄養になると、また筋肉が衰えるなど 様々な要因が相互に影響しあって、 虚弱の状態になってしまうのです。

フレイルでは、 筋肉の低下や低栄養が問題視されています。

フレイル予防には、 速筋タンパクが効果があると言われています。

ちくわの原料は主にスケソウダラという白身魚が使われていますが、

このスケソウダラには、 筋力をアップしてくれる速筋タンパクが含まれています。

ある大手練り製品会社の研究で、 この速筋タンパクを食べると、 特別な運動をしなくても 筋肉を増やせるという研究結果を発表しています。

筋力がアップすると身体機能も高まり、 活動量が増えエネルギーを消費するので 自然と食事量も増えます。

食事量が増えると低栄養を回避できます。

そのため筋肉をつけることは 虚弱状態のフレイルの予防に役立ちます。

ちくわのタンパク質は、 老化に負けない身体作りには最適ですね。

ちくわの鉄について

次は、鉄を見ていきましょう。

ちくわには100g中1.0mgと豊富に 鉄分も含んでいます。

ちくわの鉄は、動物性の吸収の良いヘム鉄で、 鉄は赤血球のヘモグロビンの材料となり、 酸素を体中に運んだり肝臓や骨髄に蓄えられます。

貧血の予防にも取り入れていきたいですね。

ちくわのリンについて

次は、リンを見ていきましょう。

ちくわには製造時に食品添加物として リン酸塩が加えられるので、 リンが多く含まれています。

リンは、カルシウムと同じように 骨や歯を作る栄養素です。

ですが、リンを摂りすぎると カルシウムの吸収が阻害されてしまうため、 取り過ぎには気をつけましょう。

ちくわのナトリウムについて

次は、ナトリウムです。

ちくわは作る工程で、 魚のすり身に弾力をつけるために食塩を加えます。

ちくわ100gあたりに含まれる食塩相当量は2.1gです。

結構多いですね。

摂りすぎると血圧の上昇を生じる恐れがありますので、気をつけてください。

ちくわの1日の摂取量の目安は、 一本30gのちくわを2本ぐらいまでが理想です。

ナトリウムは、人体にとって必要なミネラルの一種で 体内の水分バランスを維持したり、 筋肉の収縮神経の情報伝達などにも関与しています。

また、血圧を調整する働きもあります。

ちくわの作用のまとめ

ちくわの栄養効果をまとめる

  • 筋力UPに役立つ
  • フレイルの予防
  • 赤血球のヘモグロビンの材料となる
  • 酸素を体に中に運んだり、
  • 貧血の予防骨や歯を作る筋肉の収縮
  • 神経の情報伝達を助ける
  • 血圧を調整する

などがあります。

ちくわのおすすめの食べ方

ちくわは既に火を通して売られているので、 そのまま食べてもいいですね。

中が空洞になっているので、 食材を詰めるなどアレンジもしやすいですね。

キュウリやチーズを詰めたちくわを縦半分に割って ツナマヨネーズをのせてチーズをかけて焼いたりなど いろんなアレンジができます。

どんな料理にも合うので、 手軽にプラスできてタンパク質などの栄養を補給できますね。

おすすめのちくわレシピを貼っておきますので、参考にしてみてください。

○お弁当の隙間を埋める かわいいちくわレシピ 3品 

◯つまみに最適、枝豆ちくわ天のレシピです。

◯簡単にプラスもう一品!ちくわとエリンギのピリ辛味噌炒めの作り方!

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